16アルデバランBFSのKTFフルコンプリートカスタムのインプレ~メリットや使用感は?~

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長野野尻湖チャプターの開催にあたっては、1戦ごとに「冠スポンサー」がつき、開会のご挨拶やフライト抽選、大会景品の協賛等をいただきます!

ご存知のように、先日のチャプターでは、「キャリルKTF」様が冠を務めていただき、大会景品を協賛してくださいました😊

結果として今大会で自身2度目の優勝ができ、幸運にも優勝賞品として市場で売り切れ続出の超人気機種である「キャリルKTF様によるフルコンプリート(以下、KTFチューン)の16アルデバランBFS」を頂戴したのは既に弊ブログでご報告しているところです。

2021年8月1日 長野県野尻湖~長野野尻湖チャプター第3戦の本番詳細~
ということで、チャプター本番の記録です。前日プラでは虫パターンを軸に、抑えでキャロとスモラバ、タイミングによってはワカサギの稚魚ボールにつく魚のボイル撃ちといった3パターンを準備し、試合に臨みました(詳細は下記をご覧ください)...

KTFチューンのリールといえば、(1)入手が困難なこと、(2)相応の価格であること等も相まって、購入するにも勇気がいる部類の商品ではないかと…笑

他方、中々市場にも情報が出ておらず、トップ50を始め多くのプロが使っているのは周知の事実ですが、メリットはあるのか?私も含めた一般アングラーが投資しても損しない商品なのか?どんな課題を解決するリールなのか?等々、疑問は尽きません。

幸いにも市販品の16アルデバランBFSも所持しているので、既製品との違い等も含めて、一般アングラーの自分が使ってみたインプレ等について記載してみたいと思います😊

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はじめに

念のため記載しておきますが、チャプターにご協賛いただいたKTFチューンのリールは市販品ではなく、キャリルKTF代表の沢村プロが実践で使用していたモデル(一部プロトパーツ含む)のようです。

現在販売中のモデルとは若干、仕様が異なるようですのでご留意願います!

そもそもKTFとは?

河口湖にある釣具店キャリルの代表である沢村幸弘プロ(日本最高峰のJBトップ50に参戦中。最年長優勝記録保持者)が自ら手がける、チューンドアイテム群が「K.T.F.=キャリル・チューンド・ファクトリー」と呼ばれるラインナップです。

一般的にはリールのカスタムが有名ですが、エレキパーツやケミカル・工具のチューンも行っています。

KTFのチューニング理念は「バスフィッシングをエンジョイするための改良」

トラブルの無い、イージーな道具を使うことで、トーナメンターなら魚を見つけること、食わせることに集中でき、サンデーアングラーなら大切な休日と釣りの時間をエンジョイすることに集中できるのではないかと、とのこと。

確かに魚を釣るのが楽しいのはもちろんで、キャストがうまくいったら楽しいし、家で念願の道具を購入してニヤニヤするのも楽しい。笑

そういった意味でも、KTFのチューニング理念には共感できることも多いですね!

KTFチューン16アルデバランBFSについて

実際に、リールの細部を見ていきましょう。

ベース機種

今回のKTFチューンのベースとなっているのは、16アルデバランBFS(シマノ社製)です。

参照:シマノ公式HPより

「市販品リールの完成形」だなんて書かれているサイトもあるぐらい、完成度の高いリール。

トップ50の選手の使用率も高く、軽量ルアーの取り扱いには特に秀でている印象です。

自分も野池用にと購入し使用していますが、全くのストレスフリーで飛距離やレスポンス、扱いやすさに不満は全くありません。

自身のメインフィールドである野尻湖でも、7g以下のライトフリーリグや、春のジャークベイト、真夏のハードルアーボイル撃ち等で使用しています!

普段はレジットデザイン社のワイルドサイド610Lに装着し、使用しています。

KTFチューンの概要

オリジナルからKTFチューンが施されているパーツは下記の通りです。

・KTF16アルデバラン フィネススプール
・IXAセラミックボールベアリング搭載
・IXAハイパーオフセットカーボンハンドル(ハンドルファスナ含)
・IXA軽量カーボンスタードラグ
・IXAメカニカルブレーキノブ
・IXA軽量HEXビス
・IXAラインガイドキャップ
・IXAブレーキダイヤルスクリュー

相当数のパーツがKTF製に変更となっています。

上からみたKTFチューンリール。スプールはプロトタイプなので、穴の開き方が既製品と若干異なります。これもレア感が増していいなぁ(笑)

側面。ハンドルのカーボン柄がめちゃくちゃかっこいい!

リール裏側。普段、釣りをしていると見る機会はないですが、細かなKTFチューンがメタリックブルーの部品からわかりますね。

その最たる目的が軽量化と思料されますが、元々の16アルデバランBFSの自重が脅威の130g(驚)なのですが、KTFチューン後は約123gと約7g(全重量の5.4%相当)の軽量化に成功しています。

たかが7g?とお思いかもしれませんが、今回のKTFスプールが約6.1gなので、スプール一個分の軽量化が実現しているということです

特にベイトフィネスの用途としては軽量リグのカバー撃ち等が想定されます。

一日に何百回、何千回とキャストを繰り返しますが、この7gの差は、軽量化によるタックルバランスの是正も含めて、非常に大きな要素だと思います。

なお、KTFチューンの概要として、主要なパーツを挙げましたが、使っているオイルやグリスも最高級品が使用されているので、回転性能も大幅に向上していますよ。

KTFチューンのメリット

上でも少し触れましたが、自分が使用してみたKTFチューンのメリットは以下の4つです。

キャスト精度の向上

一番感じたのがコレ。むしろ魚を釣る道具である以上、これがすべてかな。

軽量化の恩恵もあってスプールの立ち上がり&回転性能が飛躍的に向上しているので、軽い力でキャストが可能です。

どうしても精度を上げようとしたり、遠くに投げようとすると、初速を上げようと力を入れて投げてしまい、結果として狙っている場所から外れてしまうことも多い。

初速の速い低弾道なキャストがズバズバ決まります…ほんとに。

何より投げてて本当に楽しい(笑)

自分が釣りうまくなったのかな?と勘違いするレベルです(笑)

野尻湖だとどうしても恩恵を感じるシチュエーションは限られますが、ボートからの葦撃ちなど手数が大事な釣りだと大きな武器になりそうだなぁという印象。

地元の浜津ヶ池ではこんなストラクチャー狙いで非常にスムーズに使用できました!

意外と夏の虫パターンでオーバーハングを撃つときに使えたりするのかな…?と思案中😂(軽いもの投げられるし太いライン使えるし、XGで巻き上げ速いし、メリット多そうですよね😂)

スムーズなフリーフォール

一見、どういうこと?って感じるかもしれませんが、これも実釣で感じたことのひとつ。

というのも、スプールの回転性能が非常にスムーズなので、落としたいところに「ストンッ」と落とせる。

普段、釣りする中でブレーキを極端に弱めればラインはスムーズにでるけど、ボトムに着くとラインが出過ぎてストレスになったり、糸の出が悪くて無意識のうちにカーブフォールになったり…。

狙ったポイントにキャストしても手前にルアーが来ちゃうとせっかくのキャストが台無しってこともありますが、このリールを使っている限りはそんなことはないなと。

魚に違和感を与えない「フリーフォール」を自然にできるって大切なんだなぁとしみじみ感じました!

これはこれからの野尻湖で広範囲に広がった魚を探す際に使う「フリーリグ」において非常に重要な要素だと感じています。

軽量化とバランス向上に伴う感度上昇

今回はハンドルもKTF仕様になっているのですが、ノーマルのハンドルと比較し、軽量化が図られています。

既製品ではセンターよりもハンドル側にバランスが偏るようなイメージだったので、巻物や底モノのアクションをしていても、若干ハンドルを握る手に力が入ってしまう感じでした…。

他方、KTF仕様では限りなくバランスがセンターよりなので、軽い力でハンドルを回すことができ、結果として巻いてる最中やアクション途中の軽微な違和感をハンドルから感じ取れる(ようになった気がします)。

何百回、何千回と行う「ハンドルを巻く」という作業から、情報が増えるとなればそれだけバスに近づける機会も増えるのでは…?

適合ルアーウェイトが幅広い

通常、ベイトフィネスといっても基本的には軽くて3.5g~といったイメージを個人的には持っています。

今回、景品をいただく際にチャプタースタッフの方から「1.8gのスモラバも投げられるよ」と言われて、まさかーと思っていましたが、試したら本当にストレスなく投げられました。

実釣では1.8gのスモラバ+3inのトレーラーなので、1.8gよりは重いと思いますが、それでも普段スピニングで扱う類のルアーをベイトフィネスで扱えるって素直にすごい…(驚)

普段、野尻湖でスモラバを使用する際は2000番のスピニングで2lbラインを用いていることが多かったのですが、これは武器になるかなーと。

特に最近の野尻湖はウィードが増えてきているので、2lbでは不安を感じてしまうシチュエーションが増えつつあるのも事実。

ディープにおけるスピニングの操作性には敵わないと思いますが、~6mぐらいのミドルレンジに点在するロックエリアやウィードエリアでは相当使えそうです!

KTFチューンのデメリット…?

正直な話、これといったデメリットは思い浮かびません(笑)

ただ、強いて言えば「野尻湖で使用するにはどうなのか」という観点に立つと、少し気になる点が出てきます。

竿とのバランス

かなり性能の良いリールだけに、セットする竿の選択も難しいのかな…と。

今回、自分は所持している竿の中にベイトフィネス対応のモノは既存のワイルサイド610Lのみですが、適合ウェイト等を考慮すると、このリールの性能をより引き出すには、もう少し柔らかめのロッドの方が相性が良さそうです。

となると、竿を新たに追加する必要がある…。

非常に良いリールだけに、その性能を最大限引き出そうとすると、竿選びも重要になってくるのではないでしょうか。

タックルとしての優先順位

あくまで野尻湖に限定した話ですが、野尻湖で釣りをするにあたって釣り道具に投資するとなると、スピニングタックルを細分化した方が釣果につながりそうな気がします。

KTFチューンリールを野尻湖で使いこなせるのは、ある程度のタックルのベースが整った人が、さらなるステップアップを求めて購入するようなイメージかな…?

(当然、自分もそのレベルに到達したいですが、まだまだです…汗)

ただ、マッディシャローレイクがメインフィールドの方は、まず最初に優先して投入すべきツールかと思います!

まとめ

・KTFチューンによる軽量化、回転性能の向上等、メリットは相当大きい。

・軽量化のメリットはスプール性能の向上に伴うキャスト精度の上昇だけでなく、センターバランス化により巻物等のアタリも明確になる

・野尻湖で使用するには、ミドルレンジのロックエリアやシャローのストラクチャー撃ちで武器になる予感。

・他方、メインで使用するにはマッディーシャローレイク等でのカバー撃ちで最大限の効果を発揮しそう!

※あくまで一般アングラーである個人の感想になりますのでご了承ください😂

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