ということで、チャプター本番の記録です。
前日プラでは虫パターンを軸に、抑えでキャロとスモラバ、タイミングによってはワカサギの稚魚ボールにつく魚のボイル撃ちといった3パターンを準備し、試合に臨みました(詳細は下記をご覧ください)
フライトは第1フライト
チャプターでは、全参加選手が「赤」、「青」、「黄」の3つに20名ぐらいずつに分かれ、色ごとにスタートします。
当日の大会スポンサーで来場された方が抽選でフライト順を決めるのが恒例。笑
自分は黄色のグループでしたが、抽選で見事に第1フライト!
ただ、ここで悩むのがファーストポイントです。
やはり朝一でキーパーを釣ると、精神的に安定もするし、1日のリズムが良くなりますので、最も自信のあるポイントに行くのが通常です。
他方、自分の場合、黄色フライトの中でも一番最後であるため、先に10人以上の選手がいる。
となると、第1フライトでも希望のポイントに入れないかもしれない…
前日プラのブログで記載の通り、最もコンフィデンスを持っていた場所はム広場でしたが、一般アングラー+黄色フライトの10人では入れないと判断し、B級ポイントとして考えていた、シャッター前近くのシャローフラットに入ることにしました。
モーニングバイトを活かせず…
ポイントに着くと、ここにも一般の方が…
B級が故に釣れるポイントがピンなのですが、まさにそこに浮いている…よくご存じですね…泣
ただ、可能性がある場所は他にもあるので、隣に入らせていただき実釣スタート(快くポイントにいれていただき、感謝です!)。
付近を探るも反応はありません。
でもやっぱり、これが貴重な情報で、どこもかしこも良いわけではなく、良いエリアの中にも良し悪しがあります。
しばらくすると先行者の方が移動されたので、その後に入らせていただきました。
ピンに入って1投目、早速バイト!もすっぽ抜け。泣
それでもやはり、このエリアのポテンシャルは失われていないと確信。
実釣開始の7:45~から9:30までに15~20バイトぐらいありましたが、2匹のみ…泣
見事にスタートダッシュ失敗です。笑
キープしている魚は800gと1,200gの計2,000g。
この時期に優勝するには最低3,500gだとすると、800gをキロアップに入れ替えて、さらにキロを追加する必要が。
15バイトの中には明らかにでかい魚もいたので、今時点でそこそこメンタルがやられていました。
ただ、この場所以上に良さそうな場所が想像できず、回遊で回ってくる魚を待ち構えてひたすらキャストを繰り返す我慢の釣り。
ルアーもこまめにローテーションし、フックを新品に交換したり、フックサイズを変えて浮き姿勢を調整したりと、細かな努力をして何とか魚に近づこうとしますが、追加できず。
ルアーを見に来る魚も減ったので、移動を決断しました。
本命ポイントに移動も不発
今日の本命ポイントであるム広場に向かうと、複数の先行者がいましたが、空いているポイントにエントリー。
個人的にここのワンドは、「左」、「真ん中」、「右」でエリアが大別され、「真ん中」、「右」、「左」の順に魚のストック量が多い(気がします)。
たまたま空いていたのが真ん中だったので、期待をもって釣りを開始するも反応がない…。
大体この手の釣り方は合っていると答えが早く返ってくるもの。
いくら朝マヅメを逃しているにしても、あまりの反応の無さに戸惑う。
恐らく朝から相応に人が入っているプレッシャーもあったのだろうと思い、ポイントを休ませる意味でも再び移動を決断。
前日プラで「C級スポット」と定義していた針ノ木ワンドのバンクに向かいました。
移動先は大混雑
移動してみてびっくり。
どこもかしこも人だらけ…
青学ワンドの岬にも人、バンクにも人、ワンド最奥の地形変化にも人!と入るスペースが全くない。笑
北風が吹き始めて活性の上がった魚を求めに来た人たちでしょう。
自身の移動のタイミングが悪かったと反省しつつ、再度、朝イチのスポットに移動しました。
地合いを逃してバイトなし
戻ってみると遠くに一般の方がいるものの、ピンスポットで釣ってる人はおらず、無事エントリー(前を通らせていただいた、チャプタースタッフのO田さん、ありがとうございましたm(__)m)
ただ、戻ってみると風の影響からか、水が若干濁り気味…
確かにここは朝のフィーディングでシャローに上がってくる場所なので、風が吹き付けると、パワーが半減します。
まだ残っている魚がいるんじゃないか?居着きの魚もいるのでは?となるべく水深が深く、ボトムにストラクチャーがある場所を探りますが、一回バイトがあったのみ。
ルアーのサイズを上げたり、色を濃くしたり、ラトル入りにしたりと、魚に気づいてもらう努力をしましたが反応なし。
こりゃぁ完璧に地合いを逃したなと…。
悔やんでもしょうがないので、最後はポイントを休ませておいたム広場で勝負を賭けることにしました。
この移動が大正解!1,600gのキッカーに出会う
移動してみると、先行者いるもののそこまで数は多くなく、無事にエントリー(K暮さん、隣に入れていただきありがとうございました!)。
移動して一投目、早速魚からの反応あり!!
気温も上昇し、セミの活性も上がってきて鳴き声もものすごい!!
これは完全に流れがきた証拠。
繰り返しキャストをするも、ここでもミスを連発…
5~6回はバイトがあるものの、一匹たりとも掛からず。
これだけバイトするのになんでフックアップしないの…
トリプルフックが二つあるのに、なんで掛からないの…
20バイト以上あったリミットメイクできなければ笑いものだよ…
複雑な感情を抱きながらもキープキャスト。
と、ここでようやくフックアップに成功。
それもドラグがものすごい勢いで出て、なかなか上がってこない。
数分のやり取りののちに、無事ネットイン!!!!
(画像左の右手に持っている魚が試合を決めたスーパーキッカーの1,600g。左手に持ってる魚が1,200gなので、その大きさが分かると思います。ほんとに痺れた一匹でした)
これでなんとかリミットも揃ったし、優勝争いに絡めるウェイトを確保。
上位を確実にするためにはライブウェルの800gをキロに換えたいと思い、その後もキャストを繰り返しますが、予想外の700gが釣れたのみで終了。
遅れて失格になっても嫌なので、12:45には会場に向け出発し、この日は終わりとなりました。
3年ぶり2回目の優勝
結果としては、すでにご報告の通り、3本/3,622gで3年ぶり2回目の優勝となりました。
優勝賞品は、あのKTFカスタムチューンのアルデバラン!!(使いこなせるか不安です…)
(応援してくださるスピンネーカー様のデカールと、優勝賞品のKTFカスタムアルデバラン、優勝盾、ウィニングルアー)
本当にドキドキした試合で精神的に疲れましたが、トーナメントの楽しさを再認識できた一戦でした。
今後の課題
なんといってもフックアップ率の向上でしょう。
合計で30バイトぐらいはあったかと思いますが釣れたのは4匹のみ。
打率1割3分3厘じゃお話になりません。
アワセのタイミングやラインの張り方、ロッドの角度、ルアーの流し方、ルアーサイズ、カラー、フックサイズ、フックの向き等々、細かな部分を突き詰めればもう少しは確率も上がるはず…
現在所持している道具の中ではベストの組み合わせだったと思うし、道具を向上させるためには投資しかない。
課題は明確になったので、もっともっと練習して安定した試合運びができるように頑張ります!
ちなみに…
第3戦の後は、同じスピンネーカーさんから出船していて、虫パターンに精通しているF井さんと、N野さんと当日の反省会を行うのがここ数年の恒例行事。笑
お互いの考え方やカスタムルアー等を共有しましたが、目指している方向が全く一緒でびっくり。笑
いつもお世話になってる諸先輩方を始め、近くに競えるライバルがいることもすごく恵まれてるなぁと思う次第です。
釣れそうなカスタムを教えてもらったので、今度実践してみよーっと。笑
番外編:当日のタックル
参考までに当日のタックルを。
①がメインで、②は少し軽めのルアーを近距離で使用する際のタックルです。
本音を言えば、シマノ2500番台のXS(エクストラハイギヤ)が欲しい…
虫タックル①
ロッド:ストラテジー ツアラー STS-HM69SS サーフェイスシステム(スミス)
リール:16ストラディック 2500HGS(シマノ)
ライン:PE0.4号+リーダー フロロ5lb
虫タックル②
ロッド:エクスプライド64ULS(シマノ)
リール:11ツインパワー 2500S
リーダー:PE0.4号+リーダー フロロ5lb
最後になりますが、開催にあたり日頃より最高の環境をご提供くださっているスピンネーカー様、最高の舞台を運営いただいてるチャプタースタッフの皆様に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
第2戦(実質の第1戦)は家庭の都合により欠場しましたが、今戦の優勝で年間ランキングは18位。
残りの試合結果によっては、まだまだ上位が狙います。年間上位も目指して引き続き頑張ります!!
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