春の定義
そもそも世間一般でいう春とはどんな季節なのか?
はる【春】①四季の最初の季節。日本・中国では立春から立夏の前日まで、陰暦では1月・2月・3月、気象学的には太陽暦の3月・4月・5月、天文学的には春分から夏至の前日までに当たる。
出典:広辞苑
広辞苑には上記のように記されています。
今、この記事を書いている2019年3月21日は気象学的にも天文学的にも「春」であると言えそうです。
バス釣りでも春の定義は一緒?
では、バス釣りでいう「春」も、気象学や天文学と同じなのでしょうか?
当然、標高差やその年に応じて季節の進行が違うため、一概にすべてそうだとは言えませんが、自分が長野県の北信地域でバス釣りをする中で、一つの春の目安としているのが、「桜のつぼみ」です。
<イメージ:桜のつぼみ>
個人的に、上記画像のような桜のつぼみが湖畔にあると「水の中も春を意識し始めているな」と感じます。
実際、その指標に合わせて釣りをすると答えが返ってくることも多く、バスの初釣りに行く機会を考えるひとつの目安となっています。
春のバスフィッシングのポイント
個人的に春のバス釣りで主に意識するのは、大きく分けて5点です。
魚の越冬場所とシャローにあがるルートを確認する
水温の安定しているディープ等の越冬場所でじっとしていたバスは、水温等により春の兆しを感じると、一大イベントである産卵に向け、シャローに移動しようとします。
その際に、いきなりディープからシャローにあがるのではなく、ディープとシャローの間に位置するストラクチャーを経由していくのが一般的です(このストラクチャーを俗にいう「コンタクトポイント」と呼んでいます)。
越冬場所からシャローまでのブレイクに点在する倒木や岩、スタンプ、オダ等がそれらにあたり、安定的に魚が入ってくるため、このルートを探すのが最も大事です。
北風をブロックするエリア
基本的に、「風が吹いた方が魚は釣れる」と言われますが、春の北風は逆効果。
せっかく温まった水も、冷たい北風で表水温が低下し、さらに北風でかき回されて湖全体の水温低下を招きます。
1℃でも水温の高い水を求める春の魚を釣るには、北風をブロックするエリアであることが大切です。
南風が当たるエリア
北風はマイナスですが、暖かい南風はプラス要因。上記と同じく、暖かい南風によって温められた水は、南風によって水中内でかき回され、南風の当たるエリア全体の水温上昇に寄与します。
太陽光が長時間あたる湖の西側
やはり一番太陽があたる場所は水温も上昇しやすいということで、湖の西側はベストなポイントのひとつです。
特に晴れた日は水温が上昇しやすく、魚の活性が上がりやすい早朝が狙い目。
太陽熱を吸収しやすいハードボトム
夏に熱いコンクリートでやけどしそうになった経験のある方もいると思いますが、硬いものは総じて熱を保有します。
なので、水面と水中につながっているストラクチャーや、太陽光が届く水深にあるハードボトム等は熱を溜めるため、水温も上昇しやすく、魚が集まりやすいのです。
結論!春に狙うべきポイントとは
これまでの内容を要約すると、「湖の北~西側に位置する、ディープとシャローをつなぐハードボトムのブレイク上に点在するストラクチャー」を探すことが、春のバスフィッシングで重要な鍵と言えそうです。
ここ最近の気温で桜のつぼみも各地で出始めてることと思います。
花粉症がつらい時期でもありますが、そろそろワカサギモードからバスモードに切り替えて準備しますか!
ちなみに春の定番といえばミドスト!自分なりのジグヘッドの使い分け等を解説してみましたので、よかったらご参考までに!
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